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Publications

Mari Kondo, Hayato Tamura, Eri Segi-Nishida, Hiroshi Hasegawa

Brain Sciences 15: 810 (2025)

脳梗塞は高齢になってから罹ることが多い疾患です。一方で、動物実験モデルを用いて行う研究では、若いマウスを解析に使用することが多いです。この差を埋めるために、本論文では、若いマウスと年寄りのマウスを用いて、脳梗塞の病態にどのような違いがあるのかを検討しました。

実験の結果、年寄りマウスでは、若いマウスと比べて、脳梗塞部位でのミクログリアの活性が低いこと、グリア瘢痕の形成が抑えられていることを示し、これらの違いにはHDAC7-TLR4の発現変化が関与していることを提唱しました。

近藤さんがこれまでの知識と経験を注ぎ込んで完成した力作。卒研生の田村君も頑張ってくれました。長らく疑問だった加齢と病態の関係にアプローチできたのはとても意義深いと考えています。

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